2005/6/21
K:迷える作者、お入りなさい。
作者:い、いきなりそうきたか。
K:あんた、いっつも他のバンドのこと書いてんだから、自分のことも書くのは当然よね。
作者:それはそのつもりなんだが、・・・なんというか・・・その・・・。
K:なによ。
作者:気のせいか、今日のお前の姿がシンバルに見えるんだが・・・。
K:昨日からそうなの。わりと可愛いでしょ。
作者:・・・可愛いというより、喋るシンバルってわけわからんのだが・・・。
K:細かいことは気にしないの。だいいち、ちゃんとあたしの名前が入ってるでしょ。
作者:K・ジルジャンっていうシンバルのグレード名なんだが。
K:いいの!それよりもさっさと反省文書きなさいよ。
作者:なんでシンバルにそこまで言われにゃならんのか。
K:というわけで、作者が懺悔します。
作者:懺悔じゃないんだけど・・・、わー、書きます書きます。だからインチアップしないでくれ。非常にコワい。
昨日のライヴ
合計7曲やったわけだが、個々の曲別に書いてみる。長い曲名は一部省略する。
1.ウォーヘッズ:今だから告白するが、この曲はチョット苦手である。ノリとテンポがいまひとつしっくりこないのと、メリハリをつける場所があまりない平坦な曲というイメージがある。オリジナルからしてそういった感じの曲のように思う。昨日の演奏もはっきし言っていいノリが出せなかったし、メリハリがあまりつけられなかった。フィルなんかも無難なところで妥協してしまったため、不完全燃焼気味の演奏になった。
2.ゲット・ファンク〜:多少スイングするところと、ベタなところが混在する曲。バスドラの16分のウラを少しハネ気味にしなければ雰囲気が出ない。そのため6連符のフィルがハメやすい。1曲の中に異なったノリが混在するので面白味があって、変化がつけやすい。そういう点では比較的やりやすい曲なのだが、昨日の演奏で気付いたのは、ハネの度合いがメンバー各々でまちまちであるため、ベタのノリの部分でハシってしまう。これはオレの責任が大。トゥッティーのフレーズの時、顕著にあらわれる。ヴォーカルが入りにくくなる所以である。
3.スージー〜:オリジナルはベタな8ビートなのだが、個人的好みの部分から、大幅にドラムアレンジを変更した曲。本来コピーバンドでは許されないことであるが、それはそれ、オレはなにげにワガママなのだ。この曲のポイントは1/4拍のシンコペーションにある。そこを強調したバスドラ、ハイハットのパターンで構成している。一昔前のブラ・コンのようなバスドラパターンにアレンジしている。昨日は2曲目とのつなぎがマズかった。ツインペダルに不具合が出て直してたのだが、予想以上に時間がかかって、曲間がぶつぎれになってしまった。そのため、少々焦ってテンポが速くなってしまった。メカニカルなパターンに変更しているため、テンポが速い影響でせわしない演奏になってしまったようだ。奇数連符などを使って緊張感を出すのが楽しいのだが、昨日はハマらなかったフレーズもあった。
4.グラビティー:重いノリの、わりかしオーソドックスなハードロックタイプの曲である。ポイントはバックビートのタメをいかに出すかということである。オレ的には比較的やりやすい曲。ただ、昨日もそうなってしまったが、リズム体が入った時にタメが足りないので少しテンポが上がってしまう。これもオレの責任大。一拍目のバスドラにタメが出ないので、そうなってしまうのだが、これには深いワケがある。バスドラをタメなければならないことを、なぜか忘れるのである。2拍目で思い出すことが多く、そのときには後の祭りとなっているわけである。なんとも情けないのだが、この曲のようなタメを必要とするレパが他にないのも一因だと思う。(責任転嫁?)
5.キューピッド〜:ギター・ベースのトゥッティーフレーズが主体の曲。なかなか難しいノリをもつ曲で、オリジナルのドラムは打ち込みのようである。それ故に機械的なノリを要するのだが、オレはつまらなく思ったので要所要所でアレンジして演奏している。オリジナルはこれでもかというくらいフレーズ重視でリズム面に於いては無視に近い演奏である。もっとも意図的にそうしてる可能性が多いのではあるが、なんとなくフレーズのリズムが勿体無い感じがする。昨日はある程度冷静に演奏したつもりだったが、思ったほどテンポダウンできなかったようだ。以前は速いテンポでやってたのだが、ザツになりがちだったので、スタ練のときから意識的にテンポを落としてたのだが、イメージしてたより相当速いテンポだった。前曲のタメから解放された影響だと思うが、気持ちの切り替えをもっと自由にできるようにする必要がありそうだ。部分的にポリリズムなどを入れてみたが、アクセントが薄かったので他のメンバーを惑わすまでには至らなかった。今後の課題的なものとしておこう。
6.フレッシュ〜:オーソドックスな8ビートの曲。それ故にアレンジのしようがないのが少しアレであるが、こういった曲も必要である。ポイントは適度の重さと少し固めのノリである。これさえ気をつければほとんど問題なく演奏できる。昨日は可もなく不可もなくといったところか。ギターソロ前のベースによるヴァンプで、本来ならチョッパー奏法が使われているのだが、ベーシストの強い要望によりチョッパーはナシになってしまった。それ故、唯一リズムをイジれる場所が無くなってしまった。別にいいけど・・・。愛のない怒りはよくないそうだ。
7.ノー・リスペクト:リズムパターンはキューピッド〜に似ているが、ノリは全く違う曲である。ポイントは8分音符を刻まないところにある。8分音符を刻んでしまうとそれこそキューピッド〜と同じノリになってしまって曲のイメージが壊れる。昨日は、ま、あんな感じかな、っていうところだった。ただ、ほとんどカットエンディングにちかい終わり方なので、ラスの曲には向かないような気がする。ライヴが終わった感じが客に伝わらなかったようだ。んー、メニュー決めは奥が深い。
作者:こんな感じかな。アンサンブル面に於いては、まだまだ沢山あるのだが、書きすぎると“愛がない!”って言われそうなので、次回のライヴまでにネチネチと修正していこうと思う。
K:終わったわけね。でも、あんた、よく今まで人のこと言いまくってたわね。これは許されないかも。
作者:そう言いながら巨大化しないでくれるかな。なんとなくコワいんですけど・・・。
K:今晩一晩反省しなさい。そ〜れ〜。
作者:オレを封印する気か・・・。
じゃん
K:今、作者は500インチのスプラッシュシンバルの下敷きになりました。明日まで出れないようにしておきます。それではライブに来てくれた方々やスタッフ一同、対バンとメインアクトの諸氏に感謝しつつ、あでゅ〜。
作者:うわー、暗いよ、狭いよ、コワいよ〜。