2005/7/16

「二本立ぱーと2!作者の“おんがくだんぎ”その壱」 

作者:あいかわらず、質問がこないので例によって独断で。
 おんがくだんぎQ&A〜ギター編ぱーと2
Q:オープンチューニングについて。
A:ブルースやフォークのミュージシャンの間で使われてきたもので、全弦の開放があるコードになっているものです。いくつかの種類を書きます。(6弦からの配列)
 オープンG1 D/G/D/G/B/D
 オープンG2 G/B/D/G/B/D
 オープンD  D/A/D/F/A/D
 オープンDm D/A/D/F/A/D
 オープンE  E/B/E/G/B/E
 オープンEm E/B/E/G/B/E
 オープンA  E/A/E/A/C/E
 オープンC  E/G/C/G/C/E
他にも様々なオープンチューニングがありますので、研究してみてください。ただし、ゲージを特殊なものに変えなければならない場合もでてきます。例えばナッシュビルチューニングという特殊なものもあります。
  ナッシュビル E/A/D/G/B/E
これは配列音名は同じですが、6弦から3弦は通常のオクターブ上の音になります。したがって1弦よりも3弦のほうが高い音になります。この場合通常のゲージセットではチューニングできないので特殊なものを使用します。6弦のレギュラーチューニングにこのチューニングの6弦を副弦として張ったものが12弦ギターの基本チューニングとなります。
Q:ピッキングする時に手をブリッジにつける人と浮かす人がいますが、どちらがいいのでしょう。
A:結論的にはやりやすい方でいいと思います。ただ多くの教則本ではブリッジにつけないほうがよいとしています。クラシックギターにおいても一定のピッキングスタイルを得るために手首は浮かせるのが基本となっています。というわけで、手首は浮かせるべきだというのは早計です。というのは、ピックの動きを妨げないというメリットがある反面、手自体が安定しないというデメリットもあります。そのため、小指で支えてピッキングするようにと教則本ではかかれてます。こうなってくるとブリッジにのせて弾いてるのと大差ないように思われます。私がギターを弾き始めた頃、教則本に手はブリッジにのせてはいけないと書かれてて随分悩んだんですが、ブリッジにガッチリのせて弾くエリッククラプトンを見て、どちらでもいいという結論に至ったことがあります。ただし、ブリッジにのせる場合、ピッキングハーモニクス奏法やタッチ奏法に多少難があるのと、フローティング状態のトレモロユニットにのせると力加減によってはチューニングに影響がでます。
Q:ピックの堅さについて。
A:通常は堅いほうが弾きやすくていいでしょう。やわらかいピックはピック自体のしなりがありますので、弾きこなすのに相当の練習を要します。ただ、ノーマルトーンもしくはソフトディストーションのギターの場合、独特のアタック音の面白い音色が出るので使いこなせるにこしたことはないでしょう。
Q:ゲージの太さについて。
A:太いゲージは骨太で大きめの音が出せますが、ベンディング等のフィンガリング主体のプレイヤーには難があります。細いゲージはその逆になります。通常はライトゲージ(1弦0.10からのセット)かそれよりも少し細いゲージ(1弦0.09からのセット)でいいでしょう。また楽器によっても設定されている場合があります。国内のメーカーのものはだいたいライトゲージを基準に設計されているようです。それよりも細い弦の場合はあまり問題ありませんが、太い弦を張る場合、ネックの反りやジョイント部分に対しての注意が必要です。ただ、切れにくいという観点からゲージを選ぶのはお勧めできません。
Q:黒いカリスマについて教えてください。
A:そのような質問は受け付けておりません。
作者:ひきつづき第二弾にまいります。



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