2005/5/1

「おんがくだんぎ〜第四弾途中まで」 

ナレーター:今日から5月です。数日間続いていた真夏に近い日和が小休止と思ったら、いきなしの大雨。なんかオンとオフしかない扇風機みたいでなんともいやはや・・・。さて、今日はおんがくだんぎの第四弾。解説はいつもの通りK様でお送りいたします。では、ど〜ぞ〜。
K:ナレーター、・・・後で殴る。というわけで、あたしの休日を平気で奪うナレーターにガンつけたところで、早速はじめるわよ。今日はコレ!
 ドラムだんぎ
ドラムとは周知のとおり太鼓のことであるが、セットの形をとりはじめたのは1910年代の頃からである。それが進歩発展して現在に至るわけである。多種多様な音楽に対応するために様々なものが開発され、音楽人口も増えたことによって一昔前では手の届かなかったプロユースやスタジオユースのものも、簡単に手に入るようになった。テクニック面でもルーディメントやメロディック奏法などが取り入れられ、昔のメトロノームがわりのパートから独立したスタンスを持つパートへと変化していった。ただし、本来の役割であるリズム、ダイナミクス等の要という点では重要な位置にある。
 超初心者編
ドラム演奏する最に必要なものはスティックである。(勿論、ラテンパーカッションのように使わないものもあるが、ここでは除外する。それらは別の機会にでも。)そのスティックの握り方からはじめる。まずは、トラディショナルグリップ(最近ではレギュラーグリップとも言われている。)この握り方は右手が手の甲、左手が手のひらがそれぞれ上を向く握り方である。右手はスティックの末から1/3のところを親指と人差し指でしっかりとつまみ、残りの指はスティックに添える感じで軽く握る。左手は同じくスティックの末から1/3のところを親指の付け根部分でしっかりと挟み、薬指と小指を曲げてその上にスティックを這わせ、人差し指と中指は軽くスティックに添える。このグリップはマーチングにおいてストラップ使用時にスネアが右に傾くため、打面に対してスティックのあたる角度をあわせるために考案された方法である。次にマッチドグリップ。これは両手ともにトラディショナルグリップの右手と同じ握り方である。セットの場合、遠くにも届き、大音量を出すのにも有効なグリップ方法である。ただ、マッチドグリップについては以下の三種類がある。まず、両手の甲を真上にむけるジャーマンスタイル。これはスティックのブレがおこりにくく、大音量で叩くのに適している。つぎに、親指の爪を上にむけたフレンチスタイル(別名ティンパニーグリップとも言う)これは素早い連打やフィンガリングコントロールを使うのに適している。つぎに、前述したふたつのスタイルの中間に位置するアメリカンスタイル。最近ではこのスタイルが主流のようである。補足であるが、スティックの末から1/3の部分をしっかりと握るのは、そこにバランスポイントがあるからである。最近ではオープンリムショットなどを使うためと称してバランスポイントを無視した握り方をする輩がいるが、これは誤りである。アマチュアはおろかプロまでもがシャッフルレガートを苦手あるいは出来ないのは、ひとえにグリップの問題である。
 基本編
なにはともあれ、シングルストロークを練習する。だいたいテンポ200で16分音符は叩けるようにする。アメリカンルーディメントではテンポ120で9連符(テンポ240の16分音符より更に速い)がでてくる。要するに速く叩けるほどよい。但し、音量、音色、のバランスは言うまでもない。なぜシングルストロークかというと、応用範囲が広がるからである。単純に考えてもダブルやトリプルのストロークを使うと倍、三倍にスピードアップできるという点、スネア以外の太鼓の場合バウンス系のストロークでは輪郭がぼやけてしまって効果がでない、などの点がある。また、トリックプレイの場合もダブルなどを織り交ぜるよりはるかに理解しやすい。ほかにもまだまだあるのだが、書いてるとキリがないのでこのあたりにしておくが、兎に角シングルストロークは基本中の基本である。蛇足であるが、ある指揮者がこの世の中で一番速い連符を演奏できるのは太鼓であると明言している。超早弾きギターやピアノなど足元にも及ばないくらいの連符が可能であるということである。
 初級編
K:いやじゃぁぁぁ。今日はこれ以上書きたくない。また次回にしてぇぇぇ。
ナレーター:ダダをこねないでください、K様。まだ半分も書いてませんよ。さあさあ。
K:あたしがキレてもいいってワケね?
ナレーター:今日は乙でした。また次回にしましょう。
 ナレーターは逃げた
K:ヤバいわね。今日で完結しなかったってことは、更に続くわけね。あたしの休みがいつまでなくなるのか、考えただけでも気が遠くなりそう。この恨みは明日作者で晴らしましょう。だから、今日はこのあたりでやめるから。次回に続くわね。



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