2005/4/17
ナレーター:気がつけば午後10時をまわっている。なにげに遅れてしまった。ということで、おんがくだんぎ第二弾。K様どーぞー。
K:なんで、あたしが出なきゃいけないのよ。でも、まあ、いいけど。最近あたしは寛大だから。ということではじめるわよ。
セクション2〜個別パート続き
ギター基本編
コードフォームを沢山覚えること。ローポジションからハイポジションまで、コードダイヤグラム表などを参考にしてあらゆるものを覚える。コードの構成音を理解できるだけでなく、アドリブ時のポジショニングに役立つ。
ギター初級編
基本編を発展させて、構成音をもとに自分流のフォームをつくる。アッパーストラクチャートライアド(分数コード)やテンションコードなどの自己流フォームを色々つくってみる。バッキングパターンやリフの作曲に役立つのと、コードを生かしたアドリブに効果がある。単音におけるフレーズよりもはるかに難易度の高いフレーズを自分のモノにできて、効果も期待できる。あと、アルペジオフレーズにおいても他にはないフレーズがつくれる。
ギター中級編
スケールを覚える。ペンタトニックは常識で、スパニッシュモードやチャーチモード、日本音階や中国音階など、あらゆるものをおぼえる。スパニッシュならばブルーノート入りマイナースケール的なフレーズが、チャーチではテンション感覚の強いフレーズが組み立てられる。アジア系のスケール(日本、中国、沖縄など)は独特のクセがあるので面白いフレーズが組み立てられる反面、フレーズが似通ってしまうというデメリットもある。特殊なスケールとしてはオルタードやクロマチックなどがあるが、起伏の乏しいフレーズになりがちなので、研究する必要がある。
ギター上級編
ピッキングの研究をする。オルタネイトを基本にしてスゥイープやクロスピッキングも研究する。元来オルタネートピッキングはリズミカルに演奏するための基本的なピッキングスタイルであるが、複数弦にまたがるフレーズに対しては難がある場合がある。そういう点ではスゥイープやクロスピッキングは利点があるが、リズムがとりにくいという大きなデメリットがある。これらのピッキングを織り交ぜることによってピックの動きのムダを減らすことができる。
*クロスピッキングについて:オルタネートとスゥイープの中間に属するピッキング方法。弦移動時に効果を発揮する。例えば3弦から2弦に移る場合、ダウン・アップのオルタネートだとタイムラグがでることがある。クロスピッキングは弦移動の場合のみオルタネートを崩してダウン・ダウンとピッキングすることによってタイムラグを減らすという方法である。前述したリズムの不安定さとミスピッキングを招きやすいというデメリットがある。
ギター悶絶絶叫編
ベンディングやヴィヴラートのタイミングや種類をマスターする。一見簡単そうだが、以外に奥が深い。ベンディングでもハーモナイズの三種類をはじめ、ダブル、アップ(途中経過音を出さないもの)など様々な種類がある。ベンドアップするスピードや音程など、曲にあわせたアプローチをするのは結構難しく、そういう区別をつけて行うギタリストは以外に少ない。一瞬のことになるので、意識しすぎるとリズムがしっちゃかめっちゃかになってしまう。ヴィヴラートにおいても、スピードや音程幅は基本で、ベンディングに絡ませるパターンや、ロングトーン時におけるタメなど表現方法が非常に多い。それゆえ、適材適所的な使い方をしないと、曲の雰囲気を壊したり、音程不安定の原因につながる。あらゆる場所にヴィヴラートをかける輩が存在するが、聞きにくい演奏になる場合が多い。
K:んっだあぁぁぁ。疲れちゃったわよ。今回はこのへんにしておいてあげるわ。じゃね。
ナレーター:帰っちゃいました。仕方がないので、また次回まで。