おんがくだんぎ〜Vol.2 K様   2005/04/10 00:18

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 地上波デジタルやデータ放送なんかクソくらえ。あたしには必要ないわよ。ハイビジョン高画質もいいけど、録画するのに今までの何倍もの容量が必要ならばムダなだけ。視聴者参加方式にしても、こっちのデータがタダで盗られるみたいなもんだから、結局一部の商業的な連中を喜ばすだけ。あと、天然記念物のような店員さんには売り上げに貢献してあげましょう。ということで、音楽談義の第二弾。今日の題目はメトロノームの使い方その他。

 基本編

曲のテンポと同じテンポに設定して、まず一曲通す。その後、徐々にテンポを落として通す。いきなし半分にするのもOK。因みに、テンポアップは比較的楽ですが、テンポダウンは結構難しいですよ。

 初級編

一拍三拍だけ鳴らしながら演奏する。その後、二拍四拍だけの分もやってみる。但し、この方法はメトロノーム音の鳴ってないところが適当になりがちなのと、硬いビートをとるクセ(悪い意味の縦ノリ)がついてしまうというデメリットがあるので、あまり長期間繰り返さないほうがよい。演奏がバラつきはじめた時何回か行う程度でよい。

 中級編

初級編の拡張パターンとして、一拍のみ鳴らす。それを二拍目や三拍目というふうにスリップさせてとらえる。但し、初級編で述べたデメリットが数倍増幅されてしまうので、これも長期間繰り返すのは避けるほうがよい。

 上級編

初級編、中級編とは逆のアプローチ。8ビートの曲ならば8分音符、16ビートの曲ならば16分音符というふうにビートの基準音符を鳴らして演奏する。簡単なようで以外に難しい。

 悶絶絶叫究極編

再び一拍ずつにメトロノームを設定して、それを半拍スリップさせて演奏する。つまりウラ拍の強調をメトロノームに肩代わりさせる方法。通常より遅いテンポでやること。そして徐々にオリジナルテンポに近づけていく。個人でやるのも結構難しいですが、バンドアンサンブルの場合メンバーの数だけ難しさが倍増しますが、ウラ拍どりとポリリズムに惑わされない為の練習に効果があります。

 悶絶絶叫達人編

メトロノームの鳴らし方は前項と同じ。ただしスリップさせる度合いをさらにグレードアップして8ビートならば16分のウラやシャッフルなら三連符の二つ目にスリップさせる。究極のポリリズム及びスリップビートの練習となる。バンドで完璧にできればステージ上のいかなるリズムアクシデントにも対応できる鉄壁のものになる。但し、気が狂いそうになるデメリットもある。

いかがでしたか?メトロノームの使い方にはこれ以外もありますが、面白い練習方法が発見できるとおもいます。但し、アンサンブルに必要なのは機械的な(クオーツ時計のような)テンポキープよりも、揺らぐリズムにどれだけ皆が合わせられるかというタイム感のほうが重要です。以上の練習方法はそのタイム感を養うことができる方法です。ヒマと根性がある人たちはトライしてもてはどうでしょうか。

*専門用語*

スリップさせる:テンポキープの基準となるもの(ここではメトロノーム音)を半拍とか1/4拍とか前後にずらすことをいう。

ポリリズム:たとえば、4拍子なのに他の拍子を感じさせるようなリズム。たとえば、三連符を4つずつでわけると4拍子なのに3拍子に聞えたりする一種のトリック的なもの。ジャズなどで多用される。詳しくは気が向いたら書いてあげる。


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